先回の続きです。
工事も無事終了し、入居者付けに精を出していました(^^)v
反響も良く、4戸中3戸は早い時期に目途が立ち、ご機嫌だったある日、
1通の内容証明郵便が届きました(-_-メ)
この内容証明郵便の詳細の前に、この物件を取得するまでの経緯と内容、以前にも少しお伝えさせて頂いていましたが、改めて詳しく。
今から思えば、もう2~3年前。
とある仲介業者さんから物件のご紹介メール。
借地権付き建物ではあるものの、立地が良く、何よりウチ好みの全空ボロ物件。
値交渉もいけるかなと期待を持って、いざ現地視察。
立地的には勿論問題無し。
借地料もまあ妥当。
適度なボロ具合(!)
問題は価格ですね。
全空ボロ物件は、通常、かなりの値交渉が出来るのですが、厄介な事にこの物件、任意売却物件だったのです。
競売にかかってしまう一歩前、価格の値引は難しいとの事。
その価格で売却しなければ、負債(借金)が清算出来ないという事ですね。
立地他、その他の条件は良かったのですが、肝心の価格が合わない(-。-)y-゜゜゜
これまで、工事の進捗をお伝えさせて頂きましたが、それ相応の修繕費が掛かります。
任意売却物件での価格では、全く面白みもない為、キッパリ諦め、その内、競売物件として登場するのかな?と思っていました。
そんな事も忘れかけていたある日、その時の仲介業者さんから1本の電話。
「物件所有者が、破産宣告されました。
今、物件は、破産管財人の所有となっていて、
<購入してくれる人がいたら紹介して欲しい。>
と、改めて依頼がありました。
今現在、購入のご意志はまだありますか?」
「価格は、どうなるのでしょう?」
「再度、現地を確認して頂いて、価格はそちらから提示して下さい。」
と、こんな流れの中、ちょっとあり得ない爆安価格での購入が決まり、昨年の秋、破産管財人さん(弁護士さん)を売主とする売買契約を締結。
まず、元の物件所有者さんの破産手続きが始まり、その後、この物件の土地所有者さん(地主さん)と借地権に関する話し合い。
地主さん側にも弁護士さんが入り、破産管財人である弁護士さん同士の、形的には裁判ですね。
どうしてこんなに時間が掛かるの?っていう位の月日が流れ、先日お伝えさせて頂いたように、やっと決済!
本当に、待ちに待った引渡しでした。
また、決済と同時に、地主さんとの借地契約を締結。
うーーん・・・・・・・・
この地主さんの人数が多い(-_-メ)
全4戸のアパート、そんなに大きな土地ではありません。
また、この建物が建っている土地から前面道路に出るまでに私道があります。
こんな感じ。
この私道部分も含めての借地契約なのですが、地主さんがナント6名!
しかも、相続登記がなされておらず、登記簿上の所有者さんと現在の実際の所有者さんが違う(>_<)
裁判に時間が掛かってしまった理由の一つです。
仲介業者さんからは、
「謄本は、あまり参考にならないので、今回の裁判後の借地契約の貸主さんが、現所有者さん(地主さん)という解釈でお願いします。」
と、伝えられていました。
謄本があてにならないって・・・
と思いながらも、弁護士さんも介入してまとまった案件。
教えられた代表の方に地代の支払いを開始していました。
この謄本があてにならないという現実も、今回の<内容証明郵便>につながる一つの原因です(-。-)y-゜゜゜
自らも非は認め、謝罪と共に尽力してはくれましたが、今回、この物件を紹介してくれた仲介業者さんの調査、確認ミス。
「もう、しっかりして~(--〆)」
って感じです!
長~くなってしまうので、<内容証明郵便>の中身とその結末は、また次回。。。。。
この記事を書いた人
- 10年以上に渡る不動産仲介の仕事を経て、現在は大家さんです。
所有物件は、関東に6棟(8棟中2棟売却)のアパート、
九州に1戸(3戸中2戸売却)の区分マンション。
所有戸数もまだまだこれからですが、独自の手法で所有物件のすべてを常に満室キープ!
賃貸経営コンサルタントとしても活動中。
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