先回の続きです。

あんなに慎重に確認しながら進めてきた工事。

 

どうして??

何故、こんな不躾な内容証明を突然突き付けられるの??

 

当然ですが、間に入ってくれていた仲介業者さんに速攻連絡。

 

電話でお伝えし、メールで内容証明をお送りしたところ、

「わっ、私の方で一度、べっ、弁護士さんと話してみます!!汗」

と、かなり狼狽気味(-_-;)

 

 

問題は、2点。

まず、当然のことながら、露出配管の件

OKじゃなかったのぉ~?

 

もう一つ、

私道の共有者なるA氏

やっぱりねぇーー(--〆)

私道左側の権利関係は、一体どうなっているのぉ~?

 

 

翌日、仲介業者さんから連絡。

「今回は、全て私の確認、連絡ミスです。
現在、社内稟議にかけておりますので、今しばらくお待ち下さい。
弁護士様へはこちらから連絡済みです。
不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ございませんm(__)m」

との事。

 

 

結局、どういうことかと言うと・・・

ネームなし3① 私道部分の工事に関しては、掘削・配管引き直しまでは、問題無いと確認済み。
が、露出配管に変更となった事の連絡をせず、仲介業者さんの勝手な判断でOKを出してしまった。
借地料が発生している右側に関しては、掘削も露出も問題無いと考えたようです。

 

 

 

これはもう本当にただの連絡ミス、ツッコミようのない話(-_-;)

 

 

DSC_0127② この私道に、ウチが借りている右側の所有者さんの他に、左側の権利を持つA氏が存在することをウヤムヤのまま、ウチに説明。
ウヤムヤというより、この仲介業者さんもよく分かっていなかった様子。

 

 

 

 

私道の権利は、左右で分かれていますが、この私道の謄本自体は1筆。

A氏はこの私道の共有者という位置付け。(但し、その権利はほんの微々たるものですが(-。-)y-゜゜゜)
今回、ウチが借地料を支払う地主さん達の中にこの方は含まれていません。
ただ、共有者である以上、工事に関しては、右側・左側関係無く、A氏の承諾も必要だったという事なのでしょう。

仲介業者さんは、右側で収まる工事に関しては、このA氏の承諾は不要と考えていたようです。
先日もお伝えしたように、相続登記もなされておらず、誰が本当の今の所有者か分かりにくいというのも原因の一つですね。

未だにややこしい話です。

 

 

 

数日後・・・

 

 

ojigi_fukai(1)「今回の件は、全て私の責任です。
社の稟議でも責任を持って対処させて頂く旨、決定しました。
つきましては、ガス管引き直しの工事を実施させて頂く為、弊社の工事業者より連絡がありますので宜しくお願い致します。
当然ですが、費用は全て弊社で負担致します。」

 

 

 

はあぁーー(-。-)y-゜゜゜
費用負担は当然でしょうが、色々調整が大変(-_-;)

 

ガスの工事は外部ですが、ガス管切断・接続後、ガス抜きや確認の為、お部屋の中への立ち入りが必要です。

もう既に入居しているお部屋の方には<大家立会いの元>という条件付きで、立ち入り許可を頂きました。

契約済みのお部屋に関しては、引っ越し予定日を変更して頂いたりと、もうワチャワチャ(>_<)

 

 

 

 

で・・・・

 

 

 

ネームなし4やっと終了(-。-)y-゜゜゜

 

 

 

 

ウチがお願いしたガス工事屋さんに色々確認し、慎重に進められたようです。

一度調査をし、肝心のガス管は露出で確保されていたので、再工事は、それ程大変では無かったようです。

ウチとしても、外観上こちらの方が良かったので、まあ結果オーライでしょうかねー(´▽`*)

 

 

今回、仲介として入って下さったのは、某大手不動産業者。

買付、契約から引渡しまで、かなり複雑で不安要素はいっぱいでした。

でも、仲介に入っていたのが、誰もが知る大手不動産業者さんであった事、これは大きかったと思います。

経験も知識も浅く、何か起きたら連絡が取れなくなってしまうかもしれないような業者さんであったら、ちょっと怖かったし、取り組んでいなかったかも・・。

「借地権物件は慣れている。」

とおっしゃっていた担当者さんを信じ進めてきましたが、色々ありますね~(´▽`*)

 

こちらには関係無い事!

と言ってしまえばそれまでですが、地主さんサイドも何か面白くなかったんでしょうねー(-_-;)

今回の裁判まで、破産してしまった元の所有者さんからの地代もかなり長期に渡り滞納されていたようです。

また、裁判によって決定した今回の<借地の譲渡・改装の承諾料>も充分では無く、不満だったのでしょうか?

 

 

結果、全て収まり、今は全室引越しも終了!

時間も掛かり、様々な苦労も多かったこの物件ですが、修繕費、借地料、全てを計算に入れて

 

 

実質利回り 17%!!

 

 

やや大変な思いの結果です!(^^)!

この記事を書いた人

松井 由美子
10年以上に渡る不動産仲介の仕事を経て、現在は大家さんです。

所有物件は、関東に6棟(8棟中2棟売却)のアパート、
九州に1戸(3戸中2戸売却)の区分マンション。
所有戸数もまだまだこれからですが、独自の手法で所有物件のすべてを常に満室キープ!


賃貸経営コンサルタントとしても活動中。

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